代表ごあいさつ
JADECOM-PBRNでは地域医療の最前線から情報を発信していきます。
医師が「地域医療の道を選ぶ」と聞くとどういうイメージを持たれるでしょうか?
先端医学から隔絶した孤独な診療、出世レースから脱落した隠居の世界、プライベートのない自己犠牲…。ドラマやアニメの影響でこのようなイメージを持たれる方もいるかもしれません。 しかし、JADECOM-PBRNでは違います。訪問診療でおじいちゃんおばあちゃんとお茶していたかと思ったら、 その翌週には世界的な研究者を前に学会発表するなんてことができます(その間診療に穴をあけずに本部から支援医師を得られます)。
ネットワークを通じた仲間と日々の疑問を共有することができます。国際交流や若手の教育にだって関わることもできます。地域医療の最前線で活躍しながら、地域医療の質の向上に取り組み、その情報を発信するということができます。
JADECOM-PBRNは2018年設立以来徐々に仲間を増やして活動の幅を広げています。これからもPBRNに関わる皆様から少しずつ力をいただき、それらを結集させて地域医療の発展に寄与していきたいと思います。今後ともよろしくお願い致します。
JADECOM-PBRNコアメンバー
私は君津市国保小櫃診療所で日々地域医療をする傍ら、PBRN代表/診療所委員会委員長としてJADECOM診療所同士の連携を強化する活動をしています。 ただ診療所がそこにあるだけでなく、JADECOM診療所が”地域医療のプロが運営する診療所”として確立されるよう取り組んでいきます。 そして、私自身の主な研究テーマはAdvance Care Planningをいかにプライマリケア外来で実践するかです。そのためにJADECOM内外でACPを普及実践する活動とその研究を行っています。
電子カルテ情報の利用や、診療指標の作成に取り組んでます。
私はこれまで病院で約10年間、診療所で約5年間の総合診療領域の研鑽を積みました。持続可能で高品質の地域医療には後進の育成と学術が必要であると考え、総合診療専門研修プログラムと臨床研究にも関わっています。2年間の米国研修では、診療の質改善活動(QI)が家庭医が行う学術活動において重要な領域であることを学びました。地域医療に身を置きながら行う学術活動は個人としても組織としてもChallengingなことですが、夢があり意義深い活動だと感じています。
医師5年目の2012年に青森県の下北半島にある診療所に赴任し、10年間勤務しました。
そのときの経験から、「へき地で勤務することを選んだ医師の人生」について研究してみたいと思うようになり、2022年10月から1年間、
オレゴン州ポートランドで研究活動を開始しました。
そこで、オレゴン健康科学大学の御協力を得て、「へき地勤務医師の満足度調査」を日本とオレゴン州で同時に行いました。
2023年10月からは新潟県の今泉記念館ゆきあかり診療所で診療の傍ら、調査の結果解析を進めております。
医師人生の半分以上は診療所医師として過ごしてきました。個人的には長くICPC(プライマリ・ケア国際疾病分類)に関わってきました。
JADECOMではOHSUとの交流から、ORPRN(Oregon Rural Practice-based Research Network)、OCHINを目指して研究の枠組みをフェローの皆さんと作ってきました。
今後JADECOM PBRNが地域医療研究所の核になっていけるよう全力を尽くします。
日本で研修、診療を6年間したのち2006年に渡米しました。オレゴン健康科学大学家庭医療学科で研修医、フェローシップを修了後、引き続き診療、教育、運営に携わっています。
学究的な興味は質改善、チームに基づいたプライマリケア、外来の診療構造、電子カルテの適正使用とその教育です。
縁があり、JADECOM寄付教授を拝命し、JADECOM-PBRNに関わってきました。
JADECOM-PBRNは幅広い年代や役割の医療者が参加し地域に意味のある研究が出来る組織です。
この活動を通して日本の僻地、地域医療の質の向上、そして地域とそこで働く医療チームの健康の向上に少しでも寄与出来ればと思います。
自治医科大学卒。35年間の大阪府での勤務のあと、2015年から地域医療振興協会に入職。
専門は、公衆衛生、予防医学。
研究テーマは、たばこ対策、生活習慣病予防対策、フレイル予防。
現在、社会の健康課題の解決を目指して、地域医療と公衆衛生が協働したヘルスプロモーション活動の実装化に取り組んでいる。
具体的には協会施設および自治体等と協働して、医療の質改善や地域の健康指標の向上につながる研究活動を行っている。
家庭医療専門医取得後に市立奈良病院総合診療科で地域の基幹病院で勤務医として、外来・救急・病棟業務と研修医、専攻医の教育指導を行ってきました。
日々の診療を行なっていく上で、働きやすく、やりがいのある仕事ができる環境にしていく必要があると感じ、2023年10月からOHSUへ留学し、現在リサーチフェローとして奮闘中です。
学生時代から地域医療に魅力を感じ、初期研修・後期研修を地域医療振興協会の施設で行いました。
住民が穏やかに生活するために、地域医療は無くてはならない存在であることを学びました。
東京大学在宅医療学講座で2年間勤務した後、京都大学公衆衛生大学院で博士号を取得しました。
全国規模の多施設データベースを用いて地域医療に関する研究を行ってきました。
今後も、地域医療の現場での診療と、地域医療の現状を見える化し質の向上に資する研究を行う、という2つのアプローチから地域医療に携わっていければ幸せです。
私は台東区立台東病院/老人保健施設千束の作業療法士として勤務する傍ら、地域医療研究所研究員として、研究活動に従事しております。
病院・施設の『「ずっとこのまちで暮らし続けたい」を応援します』という理念のもと、患者・利用者中心の医療・ケアの実践や多職種連携教育(IPE:interprofessional education)、Patient Journey Mappingを用いたケアの質改善に関する研究などに取り組んでいます。
私は大学卒後に協会に事務職として入職し、4年の病院での勤務を経て協会の事務局に異動となりました。
現在は地域医療研究所の事務を担当しており、研究所の事務全般を行っております。
研究所の研究員たちがより活発に活動できるように事務方として影ながらサポートをしていきたいと考えております。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
卒後、民間企業で食事画像診断システムの開発に従事し、医療施設や自治体等と協働した食事調査およびその結果分析を行ってまいりました。
特定健康診査・特定保健指導制度の導入後は、当該システムを保健指導ツールとして活用したプログラム開発と実証事業を行い、
2017年に地域医療振興協会に入職しました。
研究テーマはフレイル予防と食環境整備で、現在は医療・介護施設のヘルスプロモーション活動推進のための調査研究を行っています。
地域の方々や医療現場の皆さまと一緒に、楽しくリサーチを進められることが何よりの喜びです。